藍で満たされた1日/半農半XのXがたくさんある

いずみです。

いずみ古民家暮らし / DIY / 畑 / ブログ】

お仕事:MEM.喫茶Tokoname店主
急須を使って淹れる珈琲と菜食のごはんを提供しています。

時々、陶芸家、大工、藍染職人、お菓子屋さんのアシスタントもします。

ボランティアとして「家弁タイムズ」という子育てファミリーに(基本、無料で)お弁当を届ける活動や、子どもも大人も隔てなく対話する時間「ダイアローグ」の運営をしたりしています。

「藍で満たされた1日」だったなあとしみじみ。今日は半農半Xの塩見さんと紺屋のナミホさんの対談イベントがあったので、行ってきました。お話ししていて「自分はXがたくさんあるなあ。」と思ったので、そのことについて。そして、今後のことも少しだけ。


忘れてることを責めない姿勢をー。

いろんな人に会っていると「私のこと覚えてますか?」と尋ねられることがある。覚えてます!とごまかしつつ、思い出す時間を確保。えーっと誰だっけ。正直、忘れてることだってあるよな。だから「いや、正直忘れてました。」を責めないでほしい。後追いで「忘れてましたよね?」は言わないでほしい。言っても無駄なのだ、だって忘れてるんだから。忘れられても凹まず、覚えてくれていたら喜ぶ。そういう気持ちでいたら、人生、ゼロに戻るか、プラスしかない。忘れることを許せたら、人生楽しいことしかないよな。「それでは改めまして、わたくし,,,」と自己紹介し直してくれたら、なんと真摯な方だろうと、むしろ好感をもてる。

AOKIさんとのツーショット。次は覚えているはず。笑

藍で満たされた1日

藍のくすり箱

今日は、半農半X(半分は農業をし、半分は何か別の仕事や生き方をしようという考え)のイベントで紺屋のナミホさん(常滑に暮らす藍染職人)が塩見さん(考えの生みの親)と対談するということで、昼食のためのお弁当を作らせていただきました。

その名も「藍のくすり箱」です。

藍商人は、病知らず。といわれるほど、藍というのは、体に良いとされてきました。藍染の衣を着た武士の傷は治りが早いとか。抗菌作用や抗酸化作用、皮膚炎の予防などにも効果があると言われています。

だからこそ、藍を食として生活に取り入れてみようという提案。これを「藍のくすり箱」と題してお届けさせていただきました。

何度か試してゆけば「藍っぽい」というのがわかるのですが、正直、藍を食べる=うまい!というわけではありません。

健康に良いことと、美味しいは必ずしもイコールではないのです。

でも、体に良いからという理由で(美味しいからではない理由で)食生活に取り入れているものは案外あるはずです。

例えば、青汁とかコンブ茶とか、梅肉エキスとか、黒ニンニクとか、プロテインとか、ミドリムシとか、食物繊維とれるやつとか。

そんな感じで「美味しいから食べる」ではない訴求。「体に良い文化的な食材として、楽しむ」という感じでしょうか。

だから、今回のお弁当には

  • パウダーにして藍塩をふる
  • パウダーにして藍の香草焼をする
  • 葉っぱをジェノベーゼソースに
  • 茎で出汁を取ってみたり
  • 花と種をあしらって彩に

今の食のありようは「美味しいもの」であればなんでもOKという感じがします。でも本当は自分たちの体に合ったもの、欲しているもの、必要なものを食すのが適しているように思います。

食を、味覚だけではなく、

視覚、音、匂い、舌触りや取り入れることによる体の状態で、楽しむ。

藍はたぶん「これ食べてみ!うまいよ!」というより、体に良いものということで取り入れ、体を強く、病知らずなものとする。

藍のくすり箱。

みなさん、ぺろっと平らげて楽しんでいただけました。

これからも違った藍の提案がしていければと思います。

  • 藍のクッキー
  • 藍のパウダー
  • 藍のお茶
  • 藍塩

このあたりをひとつ、みなさんの生活に取り入れてゆきやすいように、パッケージにできたらいいなと思っています。

この塩見さんのイベントの裏側で、実はお店にも6名の貸切予約があって、藍のくすり箱を出させていただきました。

藍の栽培もしたり、染めや絞りもされているご一行で、あっちでもこっちでも藍の満たされた一日だったなあと思います。本当に

ありがとうございました!

半農半XのXがたくさんある

新しいX=本を書く(著者になる)

塩見さんに質問をさせていただく機会が合ったので、質問と同時に

ぼくは半農半XでいうところのXがいっぱいあります。喫茶店をしながら、藍染もするし、陶芸のアシスタントもするし、大工もするし、お菓子作りもします。

このXに、本を書くというのを入れたい。

と、お話ししたところ、2つ回答をいただきました。

  • 情報はオープンソースにすること
  • 100のテーマをあげ、それぞれ800-1000文字書くこと

これは本当に大きな学びとなりましたので、さっそく実践して行ければと思っています。

塩見さんは、半農半Xということを閃いて、それを伝えたいと思ったそうです。そして発信活動をしていたところ、新聞記者さんの目に留まり、本を出すことになった。それから、コンセプトのある暮らしを提案したり、講演をしたりするようになった。SNSなんてなかった時代の話。

紺屋のナミホさんのお話では「人に頼る」という話があったりしましたが、ぼくが2人に共通することは何かといえば、「思いを伝えること」だと思います。そしてそれをやめないこと。

だから、ぼくが本を書きたいのなら、本を書いて伝える。これを繰り返すことが大事なのかなと思った次第であります。

これからは、半農のほうも力を入れていきたいので、変わらずコツコツやってゆこうかなと思います◎

おわりに:

以上、いずみでした。

それではみなさま
今日も素敵な1日をー。