10,246 STILL ALIVE

車を車中泊仕様にするための準備をしました。布団を入れて、道具を揃えて、設置して。そうやって、一つ一つ準備を進めました。すると、一本の電話が。

友達

いずみくん、政策金融公庫でお金借りたいんだけど、ちょっと相談乗ってもらえないかな?

とのこと。

izumikun

政策金融公庫でお金借りたことないですけど「誰かと一緒に進めてみたい」ってことで、お話し相手になれるなら、開けれますけど、どうすか?

というわけで、お話をすることに。

「喫茶店でもいく?」というので「いや、図書館で集まりましょう」と応えて、図書館で「どうやってお金を借りるか」という話をしようという話になった。

会ってからは「最近どう?」と挨拶をして、それで、、、と。

  • そもそも今やっている事業はどんなものか
  • 2つやっている事業はそれぞれどんな規模か
  • そもそも市場規模はどのくらいか
  • 今やっている事業でどれだけの経費がかかってるか
  • 今やっている事業でどれだけの売上/利益が上がっているか
  • 「これから伸びていくと思うんだよ」という発言の根拠はなにか。
  • これまでしてきた借入は何に使ってしまったのか
  • 借金には種類があると思うけど、理解しているか
  • 現状の月々の支払いはいくらあるか。
  • 今大事にすることは何か

などなど、色々質問してみた。

そうしたら

友達

あー、そこまで考えてなかったわ。

という話になった。

そんな話をしている間に銀行から電話があった。

200万円を借りるかどうかという話だった。電話から戻ってきて「借りると決めた」と友達が言うもんだから

izumikun

まずは、手を洗ってこよう。どんな凄腕のギャンブラーでも手を洗うと勝率が平均になるし、どんなスランプなギャンブラーでも手を洗うと勝率が平均に戻っていく。そういう話を聞いたことがあるんで、まずよかったら、手を洗ってきた方がいいっす。それからもうちょっとゆっくり話しましょう。

それから、友達は手を洗い、こういった。

izumikun

わかった。100万にするよ。

ぼくは心で

ズコー

って言った。

ぼくは「借りることが悪い」は言っていないの。でもね、その人がしてたのが「悪い借金」だったから、ズコーってなったの。

彼は「もっと早くいずみくんに相談しておけばよかった」って言ってた。ぼくも、もっと早く相談してくれれば、こうして一つ一つ丁寧に整理していけたかもねって伝えた。

でも、まだ遅くないとも伝えたよ。

例えば仮に1億借金してから考えるのと、50万円借金してから考えるのでは全然違う。まだマシ。そう考えるしかないけど、そう思う。でもこれはあくまで「悪い借金」の場合ね。

良い借金であれば、1億でも2億でも、プラスに転じる場合がある。

ぼくが一番願ったのは、

  • 家族との時間を過ごしてほしい
  • 自分だけで頑張らなきゃって思わなくていい
  • できないなら「できない」と諦めたらいい

そういうこと。

嘘に嘘を重ねて自分を殺すより、ちょっとの恥ならずっといい。

そう思うから。

でも少なくとも、ぼくと話をして「悪い借金」を200万するところから100万に減らしたのは、とても大きな決断だと思う。次は、この100万円を「良い借金」に変えていくこと。

借金そのものが悪いんじゃない。
借金にも種類がある。

だからこそ、ちゃんと整理をしてお金を使わなくちゃいけない。

そんな向き合う瞬間、ほんの刹那の不安があった時に「こりゃ、いずみくんに相談だ」と思ってもらえたことは、嬉しい。

「話を聞いてくれる人」って思ってもらえたことが嬉しかった。でもだからこそ、ちゃんと「いい借金」にして、プラスに転換してもらえたらいいなって思う。

ぼくはいつかコンサルの仕事をしたいと思ってる。今日のこの出来事がそこにつながると思ってる。むしろ、悪い借金をするくらいなら、そんなに大きなお金を動かす前に小さく人に渡して、整理してもらえたらいいと思う。そんな時に渡してもらえる人に、「話を聞いてくれる人」として、なり得たらいいと思う。

定期的に連絡して「悪い借金にならないように」お話をしていきたいなと思います。

人生いろいろある。と言うけれど、こういうこともあるんだ。それに、どれもこれも、ぼくが暇(時間がある)だからやってきた話なんだろうなあ。

こんつめて、一つのことやってたら多分できなかった「人の役の立ち方」だし「人としての生き方」なんだろうなって思う。

ぼくはこう言う方が性分に合ってる。

そう言うことに改めて気づけた日でした。

MEM.の9月からの営業スタイルを考えるきっかけにもなる。ありがたい。

それでは、
今日も素敵な1日をー。