車を車中泊仕様にするための準備をしました。布団を入れて、道具を揃えて、設置して。そうやって、一つ一つ準備を進めました。すると、一本の電話が。
いずみくん、政策金融公庫でお金借りたいんだけど、ちょっと相談乗ってもらえないかな?
とのこと。

政策金融公庫でお金借りたことないですけど「誰かと一緒に進めてみたい」ってことで、お話し相手になれるなら、開けれますけど、どうすか?
というわけで、お話をすることに。
「喫茶店でもいく?」というので「いや、図書館で集まりましょう」と応えて、図書館で「どうやってお金を借りるか」という話をしようという話になった。
会ってからは「最近どう?」と挨拶をして、それで、、、と。
- そもそも今やっている事業はどんなものか
- 2つやっている事業はそれぞれどんな規模か
- そもそも市場規模はどのくらいか
- 今やっている事業でどれだけの経費がかかってるか
- 今やっている事業でどれだけの売上/利益が上がっているか
- 「これから伸びていくと思うんだよ」という発言の根拠はなにか。
- これまでしてきた借入は何に使ってしまったのか
- 借金には種類があると思うけど、理解しているか
- 現状の月々の支払いはいくらあるか。
- 今大事にすることは何か
などなど、色々質問してみた。
そうしたら
あー、そこまで考えてなかったわ。
という話になった。
そんな話をしている間に銀行から電話があった。
200万円を借りるかどうかという話だった。電話から戻ってきて「借りると決めた」と友達が言うもんだから
まずは、手を洗ってこよう。どんな凄腕のギャンブラーでも手を洗うと勝率が平均になるし、どんなスランプなギャンブラーでも手を洗うと勝率が平均に戻っていく。そういう話を聞いたことがあるんで、まずよかったら、手を洗ってきた方がいいっす。それからもうちょっとゆっくり話しましょう。
それから、友達は手を洗い、こういった。
わかった。100万にするよ。
ぼくは心で
ズコー
って言った。
ぼくは「借りることが悪い」は言っていないの。でもね、その人がしてたのが「悪い借金」だったから、ズコーってなったの。
彼は「もっと早くいずみくんに相談しておけばよかった」って言ってた。ぼくも、もっと早く相談してくれれば、こうして一つ一つ丁寧に整理していけたかもねって伝えた。
でも、まだ遅くないとも伝えたよ。
例えば仮に1億借金してから考えるのと、50万円借金してから考えるのでは全然違う。まだマシ。そう考えるしかないけど、そう思う。でもこれはあくまで「悪い借金」の場合ね。
良い借金であれば、1億でも2億でも、プラスに転じる場合がある。
ぼくが一番願ったのは、
- 家族との時間を過ごしてほしい
- 自分だけで頑張らなきゃって思わなくていい
- できないなら「できない」と諦めたらいい
そういうこと。
嘘に嘘を重ねて自分を殺すより、ちょっとの恥ならずっといい。
そう思うから。
でも少なくとも、ぼくと話をして「悪い借金」を200万するところから100万に減らしたのは、とても大きな決断だと思う。次は、この100万円を「良い借金」に変えていくこと。
借金そのものが悪いんじゃない。
借金にも種類がある。
だからこそ、ちゃんと整理をしてお金を使わなくちゃいけない。
そんな向き合う瞬間、ほんの刹那の不安があった時に「こりゃ、いずみくんに相談だ」と思ってもらえたことは、嬉しい。
「話を聞いてくれる人」って思ってもらえたことが嬉しかった。でもだからこそ、ちゃんと「いい借金」にして、プラスに転換してもらえたらいいなって思う。
ぼくはいつかコンサルの仕事をしたいと思ってる。今日のこの出来事がそこにつながると思ってる。むしろ、悪い借金をするくらいなら、そんなに大きなお金を動かす前に小さく人に渡して、整理してもらえたらいいと思う。そんな時に渡してもらえる人に、「話を聞いてくれる人」として、なり得たらいいと思う。
定期的に連絡して「悪い借金にならないように」お話をしていきたいなと思います。
人生いろいろある。と言うけれど、こういうこともあるんだ。それに、どれもこれも、ぼくが暇(時間がある)だからやってきた話なんだろうなあ。
こんつめて、一つのことやってたら多分できなかった「人の役の立ち方」だし「人としての生き方」なんだろうなって思う。
ぼくはこう言う方が性分に合ってる。
そう言うことに改めて気づけた日でした。
MEM.の9月からの営業スタイルを考えるきっかけにもなる。ありがたい。
それでは、
今日も素敵な1日をー。