この本を読むにあたり、大事な2つの考え方

いずみくん

この記事は、いずみくんが書き進めている著書「DISCOVERY LIFE 〜不安を安心に変えて、自分らしく生きる方法〜」に掲載する文章を、リアルタイムでお届けしているものです。

この本を読むにあたり、大事な考え方が2つあります。

この考え方をもった上で本を読み進めると、より自分の人生に活用しやすい形でインプットすることができます。

また、実生活においても、パワフルな力を発揮するとても大事な考え方となるので、ご紹介します。

こちらです。

  1. 「役立ち基準」で受け取る
  2. 「ディスカバリーモード」で生きる

一つずつ解説します。

1.「役立ち基準」で受け取る

ぼくたちが何かを理解したり判断したりするとき、論理的な思考をすることもあれば、意外にも感覚的なものーいわゆる直感ーに従う時もあります。

あるいは、自分の意見はさておいて、言われたことはまるっと信じてみるということもあるでしょう。

これらをそれぞれ

  • 信仰基準
  • 真実基準
  • 役立ち基準

とします。

信仰基準:信じるものを信じる

信仰基準とは、宗教に代表されるように「信じているものを、信じる」という価値観の基準です。それは例えば、

  • 応援している政党
  • 野球チーム
  • 憧れとしているセミナー講師
  • モデル
  • 両親

が言ったことは、必ず信じる。

というように「信じているものを、信じる」という価値基準です。

(信じすぎるとヤバいです。)

真実基準:正しいかどうか

次に、真実基準とは、「事実と合っているかどうか」「正解かどうか」という価値観の基準です。

(正論すぎると嫌われます。)

役立ち基準:自分の人生に役立つか

そして最後に、役立ち基準です。

信仰基準とも似ていますが、役立ち基準では「自分の人生において役に立ちそうか」という価値観を大事にします。

例えば「正社員として働くのが正しい」「正社員は安定している」という意見があったとします。そして次に、これは一体「誰にとっての役立つ考え方なのか」を考えます。

すると「私には役に立たないな」と思う人もいれば「私にとっても役に立つ考え方だわ」と思う方もいます。

いずみを例に考えると、その意見に関しては「役立ち度合い低め」だったので、新卒で入った会社は7ヶ月で退職しました。

そして今は、自営業をしています。

ともすれば「役に立つ」「役に立たない」というのは、強めの表現に感じるかもしれません。それはもしかすると「役に立つことが良くて、役に立たないことが悪い」というような見方をしているからかもしれません。

実際には「自分の人生が明るくなりそうだな」と思うものを選ぶための基準です。誰かや何かに対して「役に立つかどうか」の評価を下すための基準ではありませんので、ご注意ください。

この本に書かれていることの中には

  • 信じられない
  • 本当に正しいのか
  • こんなのなんの役にたつの?

と思うこともあるかもしれません。

そういう「疑い」があるうちは、不安を抜け出すことはできません。

疑いこそすれ、受け入れることが大事です。

もしも受け入れ難い価値観に出会ったときには、このように考えてみてください。

問い:ほかの基準で考えてみたらどうだろう?

「役立たなさそうだな」と思っても、「確かに一理あるな」と思えるかもしれません。

「納得はできないな」と思っても、「一旦、信じてやってみるか」と思えるかもしれません。

「どうにも信じ難い」と思っても、「でも、そうやって考えてみたら、うまく行きそうな気がする」と思えるかもしれません。

人生の可能性は、選択肢の多さで決まります。

何かを受け取る基準として、この3つを大事にしてみてください。
受け取れるものが多くなれば、与えられることも多くなりますから。

そしてこの基準をもとに、本を読み進めて行ってくださると嬉しいです。

2.「ディスカバリーモード」で生きる

これはこの本の核(センターピン)であり、ここまで読んだら、あとはもう読まなくてもいいくらいの発見です。正直、これを伝えるためだけに「本を書こう」と思い立ちました。

ディスカバリーモードとは「人生を探究する在り方のこと」です。

この世界は、たくさんの知らないことで溢れています。

人類レベルでもそうですし、
個人レベルでもそうです。

そういう未知のことに飛び込んで、知っていく喜びを味わう在り方です。

ディスカバリー=未知を見つけること

ディスカバリー(discovery)とは、「発見」「見つける」という意味をもつ英単語です。

これを分解してみると

  • dis- 外す
  • cover-y カバーを

となります。

「発見する」「見つける」というのも、もう少し深掘りすると「カバーを外す」という解釈につながることが分かります。

いつもと同じ通勤路を歩いていると見つからないものでも、お花の写真を友達に見せてもらった次の日には、お花を見つけることが増えたりするものです。実体験がある方は、多いと思います。

「脳は、フォーカスしたものを拡大する」という性質がありますから、そうした脳の働きによるものも十分あります。これを真実基準とするなら、

信仰基準として「この世界には、何かしらのカバーがされている」と捉えると、面白いな!この世界!と思うわけです。

同じ世界を見ているようでいて、

ある人から見れば、道端のお花にはカバーがかかっており、
ある人から見れば、自分のやりたいことにカバーがかかっている。

カバーがされている → カバーが外された
見つからなかった → 見つかった

こういう感じです。

ディスカバリーモードとは、自分の人生世界において

  • カバーされているものは何かに気づく力
  • カバーされているものを外す力
  • カバーされていたものを解放する力

これらを使って、自分の人生の未知を探究していく在り方です。

この本に書かれていることの中には

  • 知らなかった
  • 知っていたけど、大事だと思ってない
  • 大事だと分かってるけど、やってない

こういうこともあると思います。

それはすべて、あなたにとっての「未知」であり、これまで「カバーがかかっていたもの」です。

未知を見つけた時の2つの反応

これを頭ではなく、心身の反応で確かめるキーワードがあります。

反応のタイプは2つ。
明るい反応・暗い反応があります。

明るい反応:ワクワク、ドキドキ、楽しみだな
暗い反応:ズキッ!モヤッと。ぐうの音も出ねえ。

暗い反応が出ている時は、恐れがあります。

カバーを外すのが怖いのです。

明るい反応が起きているカバーを外しても、意外と充実感はありません。なぜなら、そこに未知のものがあまりないからです。

大事なことは「これまで見えていなかったものを、見つける」という感覚です。

これまでカバーされていたものの、カバーを外すことで、発見するのです。

でも、ずっと隠されてきたものは「見つかりたくない」と思っています。

だから、暗い反応をすることで「外すと嫌な気持ちになるよ!」と外させないようにしています。

しかし、逆を言えば、その反応の向こうに「ディスカバリー(発見)」があります。

この本のみならず、人生を通して、

「見つけてこなかったことを、見つける」
この感覚を大事にしてみてください。

それでは、本編を始めていきましょう。

ーーーーーーー次回は「時間について」です。ーーーーーーー

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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