いずみです。
いずみ【古民家暮らし / DIY / 畑 / ブログ】
お仕事:MEM.喫茶Tokoname店主
急須を使って淹れる珈琲と菜食のごはんを提供しています。
時々、陶芸家、大工、藍染職人、お菓子屋さんのアシスタントもします。
ボランティアとして「家弁タイムズ」という子育てファミリーに(基本、無料で)お弁当を届ける活動や、子どもも大人も隔てなく対話する時間「ダイアローグ」の運営をしたりしています。
畑の枯れ草を片付けてみて分かったこと。
自然農法でやりたい自分たちとしては、有機物で被覆して「防草しつつ、保水しつつ、かつ土の栄養にもなる」というのをやりたかった。でも、理由があって片付けることになった。これに対しては何も思わない。そうして然りだとも思う。でも、枯れ草と土が触れているところを覗くと、ちゃんと分解が始まってた。「こんなところで野菜なんか育つかっ!」と言われることもあるけれど、ちゃんと大丈夫だって思えたよ。

RE:大人の勉強夜会〜本当におもしろいことをやる〜には。
バーベキューに誘われたので、行ってみた。
お店のことに集中したい!と思っているので、外出は控えたい。2人で出かけるとなると出費もかさむし、時間もその分なくなっていく。だから、迷った。しかも、バーベキューの翌日の今日は、日曜日。忙しい日の前夜にワイワイと予定を入れて、さらに忙しくする必要など、何一つない。ましてや、バーベキューが予定されている時間の前には、畑の枯れ草を片付ける作業もあった。何故忙しくする必要があるのだ!と思っていたけれど、行ってみた。
ぼくたちはどうも、理性や理屈だけでは生きていないのである。
月の見える丘で、海鮮を。
昔からありそうな陶器でできた階段を登っていきたどり着いたのは、月の見える丘だった。高台で、常滑市内を見渡せる。いい立地だ。最高のバーベキューになりそうだ。
揃えられた食材は、どれも上等な海鮮ばかりだった。そしてマシュマロ。ホタテ、サンマ、殻付きのエビ。そこに一切の焼き野菜はなかった。きっと「お肉ばっかりじゃあれだから、野菜もあった方がいいよね。」というありそうな話が、一切なされなかったのだろう。
七輪と、バーベキューコンロに炭が赤く光って、網の上には食材たちが並んでいた。キャンプ用の椅子が四つほどあり、みんなで火を囲んだ。そりゃあそうだ。
そこは、風速7m。
強風なのである。寒くてたまらないのである。火に集まるほかないのだ。風速7mの中でのバーベキューだった。月が見えていいよねえ、多分常滑市内で一番贅沢なグループだと思う!と主催者は笑っていた。そこでは七輪、バーベキューコンロ、そしてホットプレートで食材が焼かれていた。
何を隠そう、建物もあるのである。あるにもかかわらず、強風の中バーベキューをしている。せめてホットプレートだけでも中でやらせてやってほしい。
折りたたみの椅子も、自分が立ったら飛んでいくから、俺は座らない。という人もいた。
そう、そこは、風速7mのバーベキュー会場だった。
本当におもしろいこと。
バーベキューを主催している人(いわずもがな友達である)と、その場所の人、参加している友人は、みんな幼馴染だそう。幼馴染ながら、昔からずっとキャンプやらアウトドアをしていたようで、その話をしてもらった。
1メートルのの餃子を作った話だとか、穴を掘って1週間暮らしたとか、ホースでゼリーを作って切手売ったとか、手作りでゴム銃を作ってるとか、このギミックにこだわってるとか。もはや衛生とか常識とかそういう域を超えていた。
1メートルの餃子は、釜場から手作りをし、もちろん生地も自分達で作ったらしい。しかしながら、生地をこねるための台などなく、木の板を使ったら、ささくれが生地に入っちゃって、、、。そして、1cmの皮の厚さで1mの餃子を焼き終わり、箸で割ってみたところ、まだ生肉だったそうである。
いやあ、本当におもしろいことってやっぱり突き詰めないと、面白くならないんだよね。やっぱねえ、勉強しなきゃね。
ぼくの友達も、そうだよね。笑っていれば面白いってことじゃないもんね。職人さんが大笑いしながら鉋削ったりしないもんね。それでも、面白いからやってる。
一見、馬鹿げているように見えて、実は面白いこと。
いや、多分馬鹿げているんだと思う。家があるのに車中泊してみたり、お金があるのにお店に行かないで作ってみたり、お金がないのに何かを始めてみたり、強風なのにバーベキューしたり、雨が降ってるのに散歩してみたり、晴れている道の影だけを踏んでみたり、急須で珈琲入れてみたり。
想像もしていないところに発見はあって、面白みがある。
そういうことをやっていきたいなあ。
おわりに:
以上、いずみでした。
それではみなさま
今日も素敵な1日をー。