【振り返り】2022年はニートから喫茶店主になり、人生の羅針盤を考えました。パート3

izumikun

2022年を振り返ります。
4つの投稿に分けているので、1から読んでみてくださいね!

今回はパート3です◎

1年を4つくらいに分けてみると

  1. アルバイトをはじめる【居候ニートからの卒業】
  2. 開業準備をはじめる【人生は何が起こるか分からない】
  3. 喫茶MEM.をはじめる【ようこそ、サバイバルの世界へ】☜今回
  4. 生活を見直す【人生の羅針盤づくり】

こんな感じです。

こんな方向けの記事です

  • MEM.店主 izumikunってどんな人?
  • 2022年どんなふうに過ごしてきたの?
  • ニートだけど人生大丈夫かな?って思ってる人【大丈夫です】

それではパート3どうぞ〜!

目次【出来事を時系列で並べました】

6月〜喫茶MEM.をはじめる【ようこそ、サバイバルの世界へ】

ここまでトントンと進んできてしまったんですが、当時の僕のステータスを公開すると

  • 飲食店経験ゼロ
  • 料理スキルゼロ
  • 経営経験ゼロ
  • 経理スキルゼロ
  • 珈琲スキルちょっと

こんな感じだったんですね。ボロボロですね。

もし喫茶店の看板に書いてあったら「大丈夫かな」と思いますよね。

人生はサバイバルですから、生き延びるために不可欠なのは仲間。

ここまで様々な出会いがありました。

同居人のそば職人と喫茶開店!

読者

いや、待て待て。なんじゃ同居人って!
しかも、そば職人ってどういうこと〜?

2021年の古民家DIYの時に会ってた人がそば職人さんで、いろいろわけあって

そば職人さん

楽しそうだしやりたいことあるし常滑に暮らそうかなーって思って。

細々いろいろあるんですが、そんなこんなで、一緒に暮らすことになりました◎

借りている家が「民泊できるじゃん!」って思うくらいでかくて、一人だと寂しかったのでありがたかった!!

そんなこんなで同居生活がはじまったと共に

そば職人さん

お店でそばやるわ。

と。笑

なんとそのそば職人さんは

  • 飲食経験が数十年あって
  • 名古屋の有名そば店で修行をしていた
  • 手打ちそば/だし巻き卵が超旨い

どんな奇妙なご縁が重なるとこうなるのか不思議なものですが、ぼくはレベルゼロにも関わらず「強くてニューゲーム」的にスタートできました。

そんなわけで、

izumikun

同居人の蕎麦屋さんと人生初の喫茶を開店だ!!!!!

となったわけですね。この数ヶ月は本当にいろんなことがありました。「飲食店事情を知ってる vs 実感できないと理解できない初心者」みたいな関係でぶつかったり、そもそも認知が足りてないから全然お客さんが来なかったり。これまたいろんなドラマがあり、そば屋さんとの共同生活・そばメニューの提供は8月末でおしまい。

とはいえ、レベルゼロからでも安心して始めることができたのは、そば職人さんのおかげであることに間違いありませんし、今でも「そば職人さんならどうするかな?」と看板の位置を気にしていた彼の姿をよく思い出します。あとは「慣れだ!慣れ!」と言っていたのも、思い出深いです。

藍染職人から驚きの提案!

ぼくが喫茶を始めたところは、愛知県常滑市にある「やきもの散歩道」と呼ばれるお散歩コースの中。人の波はあるものの、年間を通して、全国からお散歩に来られます。

2022年は、ここに勢いをつけるように「愛知国際芸術祭」というイベントが開かれました。メイン会場は、名古屋。そしてサテライト会場として選定されたのが、

  • 一宮 ☜紡績で有名
  • 有松 ☜有松絞りで有名
  • 常滑 ☜焼き物が有名

なんと、愛知県内にある伝統工芸を特色とした町の一つとして「常滑」も選定されたのです。

会期前は、その話題が散歩道内で盛り上がっていたり、新店舗が次々と出てきていたり(22年度内だけでMEM.含め7店舗が新しくオープン)していました。

※うちは、ノーリサーチで開店したので、オープンしてからその事実を知りました。笑 絶対に真似しないでください。

そんな折、古民家DIY期間中に知り合った藍染職人さんからこんな提案が。

藍染職人さん

せっかくだから芸術祭の開催に合わせて、店内の装飾とかなんかできないかな?

個人的にはおっかなびっくりというか、恐縮で。

まだまだ始めたばかりで、言ってみれば「何もないレベルゼロ状態」なのに、伝統工芸の「藍」とのコラボなんて恐縮です!!!と。

でも、すごく前向きに話が運んで

  • 芸術祭期間中、MEM.店内を藍で飾ろう!
  • 藍で縫い絞りのワークショップをしよう!
  • 藍の葉でたたき染のワークショップをしよう!

とんとんとアイディアを出してもらって、準備も進み、自分だけじゃ間違いなく出会えなかったであろう人ともお会いすることができたり、ドリンクメニューの試作をたくさんする機会をもらえたなあと思います。

ご存知の通り「スキルなし」なので、ワークショップを開催を実現できたのも、本当に幸運でした。

しかも、この時に来てくださったお客さんは、今もコラボランチイベントの際に立ち寄ってくださります。本当に素敵なご縁をいただいた出来事でした。期間終了前に「もう少し延長できないかな?」とお伝えしたところ「良いよー」ということで、今も引き続き店内装飾しております!!このことが、2023年の展望に繋がっています。パート4お楽しみに。

となりの陶芸作家は祭り好き!

陶芸作家さん

そういえば、MEM.爆誕祭やってなかったよね、やろーよ。

ぼく個人のお誕生日がもうすぐだーって話をしたら、夏の盛りにこんな話になりました。

ぼくとこの場所を引き合わせてくれた張本人は、なんとお隣にギャラリーを構える陶芸作家さんなのです。毎日挨拶もするし、さよならもいうし、明日になったら忘れちゃうような世間話もしたりします。

お店で困っていることや、悩んでいることがあると「そうだよねえ、わかるよお」と話を淡々と聞いてくれます。そして、その3倍くらい話をしてくれます。笑

そんな優しさ溢れる、燻銀の陶芸作家さんは、

izumikun

誕生日会やろうと思うんですけど、、、

というと、

陶芸作家さん

お、じゃあLINEグループで呼びかけとくね。あの人にも、この人にも、あ!それからあの人にも!

と、こんな感じで十数名の会になるのです。笑

そのおかげで、いろんな方にご挨拶をさせていただくことができましたし、MEM.という無名のお店のこともお知らせすることができました。

また、たくさんの人を呼んでは

陶芸作家さん

みんなで陶芸やろうよ。

と言って「七輪陶芸」という

  • その日に作って、
  • その日に焼いて、
  • その日に使える。

というなんとも素晴らしい体験をさせてくれたりもします。

実際にみんなで作ったぐいのみで知多半島の地酒を飲むと「最高」なんですっ!

こういう体験や、感動や、出会いをくれる陶芸作家さんがお隣にいたことも、幸運というほかありません。

【タイトル回収】しかし、こうした出会いとは裏腹に「人が来ない。」「売上が立たない。」「生活が厳しい。」「続けていけるか不安だ。」そういうことが僕を襲わない日はありません。毎日、正直、体が重いです。「じゃあ、やめたら?」そういう節度のない言葉が聞こえてきます。でもその言葉には、節度がないのです。

心の向く方がどこにあるか。そこに向かう途中、流れている川はどちらを向いているか。大きく見るとどちらに向いているか、小さく見るとどちらに向いているか。波に乗れているか。それとも、慣れていないから辛いのか。体が重い理由には、いくつもの要素があります。不安=向いてないとか、体が重い=やりたくない。真理は単純でも、現実はそう単純なことではないのです。

今の僕にとって大切なことは「続けること」です。そしてある物事に対して「やーめた。」と思わないことです。まだ半年が過ぎた頃ですが、すでに、この場所を離れた人がいます。本人が「ここを去る。」と決めたり「違う場所に幸せがあるはずだ。」と思った時、人は離れていく。人生は、そういうサバイバルの中にあるんだと、思わされたこの数ヶ月でした。正直、今も大変なんだけど、それは大きく変わる時。今回のことについては、僕にとっては辞める時ではない。でも、辞める選択も大事。だって、人生はその人自身の手によって作られているんだから。ぼくは、このサバイバルをどう生き抜くか。パート4で「人生の羅針盤」をもとに書いてみようと思います。

パート4につづく。

パート4はこちら。

みなさんはどんな1年だったかな、聞いてみたいなあ。ぜひ、お店にいらして聞かせてノートに書いていってください!楽しく読ませていただきますねー!

そういうわけで今日も素敵な1日を