昨日、名古屋でマルシェ出店をしていると、老舗うどん屋から和カフェにスイッチして喫茶をしている友達から「このお店は、私たちが理想としているお店のひとつだよ。」と、お薦めしてもらいました!
今回は喫茶に行って「これは喫茶店として学ぶべきことだなあ」と思ったことについてまとめました。カフェ紹介についてはこちらからご覧ください○
今回の記事は
- 喫茶店を始めたい
- カフェ経営について知りたい
- 商売で考えるポイントを覗き見たい
こんな方向けの記事です。
izumikunはまだ喫茶を始めたばかり。学ぶべきことだらけで、実践することだらけ。これからという人も、似た状況の人も、一緒に学べたら嬉しいなと思います。
では、どうぞ。
喫茶として学ぶべき5つのこと【nanairo coffeeさん】【桑名・カフェ・喫茶】
友達のすすめで立ち寄ったnanairo coffeeさん。薦められたその日に向かうことはあんまりない。ぼくは、支出に対するブレーキがものすごく強いので。でも「行こう」と思えた。そして「言ってよかった」と思える今があります。まだ、気持ちがホットなうちに「喫茶として学ぶべき5つのこと」まとめてみました。
①Google map ですべてが分かる!
どこかへ出かける時「場所はどこかな?」と思った瞬間まずやることは「Google mapで検索すること」ではないでしょうか。ぼく自身、nanairo coffeeさんに行く時にも、車に乗り込んでまずはマップの経路案内を設定しました。
ネット上を漂うだけならSNSで十分なんだけど、どこかへ実際に行く時には、「Google map」が便利。この地図機能の重要性が広まってきたことで、instagramでも2021年5月には地図探索機能がリリースされました。
こうした地図機能にある情報をもっと充実させていこうねーっていうのを「MEO対策」って言ったります。SEO(サーチエンジンオーガニゼーション)対策(検索した時に上位に出す手法)が大事って流れがありましたが、今はマップ(MAP)の情報を充実させていくのが大事って言われてます。
とはいえ、izumikunは全然できてないので、以下のnanairo coffeeさんの実装をみて「充実させなくちゃなあー!」と気付かされました。





最近は「福袋の中身が分からないと買わない」という声から、福袋の中身を公開して販売することが当たり前になってますよね。お客さんは「知っていることを、体験したい。手に入れたい。」という段階にあるようなのです。
来店前から「どんなお店なのか」を伝えることで、足を運んでくれるのかもしれませんね。少し不思議な話ですが。
②情報発信が美しい!
先ほどの「マップにある情報を充実させる」ということも美しいなあと思います。わざわざ見てもらうための発信ではなく、お客さんが通る道(どこかに行くときにマップを見る行動習慣)に合わせて「情報を置いておく」というのは、美しいなと思います。
また、わざわざ立ち寄ってくれたところ(ホームページやSNS)でも、見てよかったと思える内容になっています。


すべての写真が美しいんですけど、これは「最近になって撮ったよ」とおっしゃってました。続けて「やっぱり、スマホで撮るのと一眼で撮るのは全然違う。一眼で撮ったほうがやっぱりいい。」と。つまるところ、写真はやっぱり
綺麗に越したことはない。
ってことですよね。ここ「スマホで十分じゃん」と思っているままでいいのか。と問われてくるところですね。
また、こうした情報の発信をしていくとき、案外忘れてしまいがちなのが、各テーブルでの発信PRです。つまり「発信してるよー!!と発信すること」です。

ぼくのお店だと、テーブル4つに3つずつとして、12個。形とか欲張り言わなければポップは100均に売ってるので、1,320円(税込)で、SNSのPRがこれから先「ずっと」POPがしてくれる。と思うと、今すぐにでもできそうな取り組みかなあと思いました!
一眼は、、、もうちょっと資金貯めましょうね。笑
③グッズが充実している!

グッズが充実しています!種類としては、
- カフェオレベース2種
- パウンドケーキ
- ビスケット
- ドリップパック
以上の4つです。
種類的には、あまり多くないのかもしれませんが、ぼくがすごく学びになるなと思ったのは2つあります。
- デザインが目を惹く
- パッケージした状態で置いてある
デザインがかわいいなあと思ったので聞いてみると「これ、お客さんにイラスト書く人がいてね、頼んだんだよ。」と言っていました。お客さんをも仲間になっちゃうマスターの人となりが伝わってきます。
ドリップパックは1つ2つで買うものだから、それだけで置いておくのはアリです。ただ、贈り物としてグッズを買うって人はいるので、贈れる状態で置いておくというのは、お客さんにとっては手に取りやすいんじゃないかなあと思いました。
ぼく自身、ドリップパックを作って行きたいと思っているので、検討していこうと思っています。
また、グッズは、客単価を上げるためにも重要なものになるし、他店に置いていただくことで、チラシ以上の集客になる可能性もあります。チラシはゴミになるだけですが、商品はお客さんに楽しんでもらった上に、広告にもなるし、収益にもつながるからです。
④テイクアウトや家需要に応えている
お店へ向かう途中にある立て看板の上には「俺たちテイクアウト3人組だぜ!」ってな具合に、テイクアウトカップとコーヒー豆の袋が飾られていました。テイクアウトもやっているんだなーってのが分かりやすく打ち出されていたのです。

続いて、お店の前まで足を運ぶと、ジャーン。

焙煎された珈琲豆がガラス瓶に入れてディスプレイされていたり、木枠のディスプレイ棚の中には、自宅で楽しめるようなコーヒーグッズや、贈り物にぴったりな商品が並んでいます。
- テイクアウト需要
- 贈り物需要
- コーヒーを自分で淹れてみたい需要
ここに一度に応えている。すごい!
しかも豆を売っているだけじゃ分からないから
自家焙煎 珈琲豆 販売中!!!!
と、分かりやすさも提供しているのが、本当に学びになります。不必要なポップを飾る必要はないけれど、必要なポップまで「作るのが面倒」と言って作らないのは、機会損失になってるかもなあ、お客さんにとっては「手に取りにくいもの」になってしまってそうだなあと気づきました。
⑤おすすめを押し出している



と、こんな感じで「お客さんがオーダーできるもの」を、メニュー表だけではなくて、メニュー表の中から飛び出すように店舗のあらゆるところで、押し出していました。
テイクアウトのカップを看板の上に並べてるのも、それにあたりますよね。これらが全て店内になかったとしたら。。。
押し出していくって大事なんですね!
⑥「くつろぐ」を徹底してる


ローチェアの革ソファでくつろげるスペース。二人席、四人席、ひとり席もあります。

マスターとお話ししていて印象的だったことがあります。
最初はうちもシンプルなメニューだった。お酒も出してなかったし、焼きカレーもなかった。でも、だんだん思ったんだ。お客さんに楽しんでもらえることをしようって。
お客さんに喜んでもらえるように、くつろいでもらえるように、暮らしの中でどこかf安心してもらえるように。
おわり:今やっていることの先にあると確信した。
以上で、nanairo coffeeさんで2時間くらい滞在して、経験して学んだことです。多分、至って普通のことかもしれませんが、今の僕にとってはとても大きな学びです。この辺りは比較しても意味ないですから。
この経験を通して、恐縮なんですけどnanairo coffeeさんの取り組みが、izumikunがやっている喫茶店の延長線上にあるんじゃないかと、少しの光を見ました。
お客さんにイラストを頼んで店内に掲出したり、カミさんのお菓子を置いていたり、アルコールの提供をしていたり、カレーをやっていたり。
ぼくはまだ6ヶ月の新米で、改善できるところがたくさんあるし、次のチェックポイントを発見したように思っています。もし似たような場所にいる人は、ぜひご参考になさってください!
まずは、一眼こそないけれど、メニュー数も少ないけれど、今ある道具やメニューを使ってGoogle Mapを強化してみようと思います!
それでは今日も、
素敵な1日を🌿