『日本酒を学ぶ』知多半島にある酒蔵と主な銘柄を簡単に表にしました【酒蔵は7つあります。】

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うちでは、新月夜会っていう「常滑焼ぐい呑で日本酒を楽しむ新月の夜」ってコンセプトの会をやってます。

それなら、日本酒のこと知ってたら、楽しそうだね。

というわけで今回は

知多半島にある酒蔵について調べてみましたので、ご紹介します。

酒蔵は全部で7つ【昔はもっとあった】

知多半島は、五市五町でできています。

  • 五つの市=常滑、半田、大府、知多、東海
  • 五つの町=阿久比、南知多、美浜、武豊、東浦

このうち4つの市町で酒造が行われています。
表に、各市町にある【酒蔵】と【主な銘柄】をまとめました。

▽ 酒蔵名 ▽常滑半田阿久比東浦
中埜酒造國盛
盛田金しゃち酒造金鯱
伊東敷嶋
原田酒造生井道
丸一酒造ほしいずみ
盛田酒造ねのひ
澤田白老

半田市には、

  • 中埜酒造さん「國盛」
  • 盛田金しゃち酒造さん「金鯱」
  • 伊東さん「敷嶋」

東浦町には、

  • 原田酒造さん「生井道」

阿久比町には

  • 丸一酒造さん「ほしいずみ」

常滑市には

  • 盛田さん「ねのひ」
  • 澤田酒造さん「白老」

このように現在では、4つの市町で合わせて7つの酒蔵さんが知多半島の地酒をつくっています。

かつては、もっとたくさんの酒蔵がありました(具体的な数字は、発信者によってさまざま)が、地理的なこと、交通インフラなど、さまざまな課題を抱え、知多半島の酒蔵はその数を減らしていったようです。

残る7つの酒蔵。日本酒は、日本の発酵食文化の最たるもの。それがこの知多半島にあるのであれば、それを暮らしの中での愉しみとして、味わいたい。

第一回の新月夜会では、常滑にある澤田酒造さんの「白老」をいただきました。第2回目は、阿久比にある丸一酒造さんの「ほしいずみ」を。毎月、メインとなる日本酒を変えながら、知多半島の醸造文化を味わっていただきたいと思っています。

もちろん、常滑焼のぐい呑で◎

昔の酒蔵はどこへ消えた。【別の醸造を始めました。】

廻船が盛んだったころ(物流インフラの主流が船だった頃)、ものを江戸まで運ぶ際、知多半島はとても便利な位置にありました。関西から関東まで物資を運ぶことに比べると、江戸まで運ぶ距離が半分で済んだからです。

輸送日数がかからないので、素早く江戸の需要に応えることができたんですね。当時「中国銘酒」と呼ばれ、知多半島あたりのお酒は江戸でとても好まれていました。

しかし、陸路が発達するにつれて、知多半島の地理的な強みが小さくなって、店仕舞いする酒蔵が出てきたそうです。ただ、酒蔵に使う道具は残っていたんです。

そこで!「これ、なんか使えないかな」ってことで、別の醸造を始めました。それが、「味噌」や「醤油」というわけなんですね。

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インフラの発達によって消えたものもあるけれど、同じ理由で生まれてきたものもある。知多半島の醸造文化には、そうした背景もあるんですね。

そういうわけで、

これで知多半島にある酒蔵さんと主な銘柄についてはざっくり分かりましたね。

今度は、それぞれの酒蔵さんがどんな特色をもっているのかまとめれたらいいなと思います。

それでは今日も、素敵な1日を🌿