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Still Alive. Be Happy.


届いて欲しい、人間味。

どうも、生まれてから9653日目を生きているizumikunです。

昨日、郡上へ行ったんですよ。で、郡上で納品とか友達のお引っ越しの手伝いとか色々とあったんですけど、郡上へいく前にですね、美濃市にある「うだつのあがる街並み」っていうところをおさんぽしてきました。うだつのあがる街並みは、いわゆる古い街並みって感じで、ものすごく広い石だたみの道の両脇に、新しいおしゃれなお店から昔からあるような喫茶店までずらっと並んでいて、その一つ一つが結構古い建物なので、むちゃくちゃ素敵です。日本の中でもめずらしく電柱が地面に埋まっているので、空が開けて、見晴らしもめっちゃいい。写真も気持ちいいくらい綺麗に撮れます。本当によかった。

コロナや蔓延防止もあるし平日の昼間だったので、観光客はほとんどいませんでしたけれど、近所のおばちゃんたちが井戸端会議をしていたり、ちょっと昔ながらの様子も垣間見れてちょっと微笑んじゃうようなそんな気持ちになりました。

izumikunが行ったおすすめの場所をお話ししたいんですけど3つのお店に立ち寄りました。行ったのはですね「はっぱすたんど」っていうむちゃくちゃおしゃれなお茶屋さんと「神田屋パン」っていう超地元のパン屋さんと「WASHITA MINO」っていう街づくりにも取り組んでいるコワーキングスペースの3つの場所に足を運んできました。得られるものはそれぞれですが、どこも超おすすめです。

まず「はっぱすたんど」が、むっちゃよかった。友達の藍染職人をしているナミホさんも美濃に来た際には必ず立ち寄ってしまうという場所で、内装も商品もクオリティが高い。2階建ての大きなお屋敷なんだけど、2階部分の床をぶち抜いて吹き抜け状態になっていて、そのど真ん中にドーンと家紋みたいな模様がプリントされた提灯が飾られていて、多分初めて行った人は圧倒されると思います。ムチャクチャかっこいいので。グッズもとても良くて、お茶をマットでかっこいい缶をデザインして販売していたり、オリジナルのマイタンブラーとかグラスも販売していて、どれも素敵です。テイクアウトでお茶を楽しむこともできて、テイクアウトカップは紙だけでできているものでプラスチックフリーですし、マイタンブラーも推奨していて環境にも配慮しているし自分で持ってきたタンブラーにも入れてくれます。現代において一般庶民が求めている「デザイン性」「環境への配慮」「伝統文化の継承」のそのどの要素も提供している素晴らしいサービスだなと思いました。

また、お客さんがいなかったということもあって、スタッフさんが丁寧にメニューの説明とか、ちょうどみているグッズの説明をしてくれたんですね。こちらから「このグッズってどうやって使うんですか?」みたいな質問にもちゃんと丁寧に答えてくださったんです。この接客がムチャクチャよかった。正直、500円でお茶を飲むって観光地でなきゃできないモデルだなあとは思っているので、暮らしに溶け込むということはなかなかしにくいのかなあとは思うんですけれど、アイディアや人と繋がれるのは、とっても良いなあと思いました。ほうじ茶と、ほうじ茶ラテがおすすめです。ラテは、牛乳と豆乳で選べるのも、配慮があって、素敵だなあって思いました。ぜひ、行ってみてください。

それからですね、神田屋パンさんに行ってきました。ここはもう超地元のパン屋さんで、お客さんが何人かいらっしゃって、地域の人から愛されているなあという感じでした。ちょうど揚げ物メニューを作っている時間だったのか、次から次へと揚げ物が出てくるんですね。あんこを四角い食パンで挟んだ揚げパンとか、定番のカレーパンとか、グラタン揚げパンみたいなのまであって、もう揚げパンフィーバーでした。クロワッサンとグラタン揚げパンを買って、お茶を片手にパンをかじりながらお散歩という、お洒落な朝。観光客もいなかったので、街並みもゆっくり歩くことができて、なんとも幸せな時間を過ごしておりました。

そして最後、WASHITA MINOという街づくりもしているコワーキングスペースに行ってきました。WASHITA MINOは結構何億円もお金をかけたんだろうなあっていう建物の作りで、屋根も吹き替えてあって、中にはテラスっぽい感じにもなってるんですね。コワーキングだけじゃなくてシェアオフィスとしても展開しています。5社くらい使ってるっぽかった。面白いのが「街ごとコワーキングスペース」という町づくりをしていて、町中をコワーキングスペース、つまり、パソコン作業ができるようにしようという取り組みをしているんですね。オリジナルのタンブラーを販売して、そのタンブラーを持っていると「うだつのあがる街並み」の中にある加盟店で割引があるという設計で、タンブラーが会員証として機能しているという感じですね。タンブラーもお洒落だし、持っていて気分があがる。しかも、同じものをもつっていうことで、それを他の人が持っていたら「仲間意識」もう共有できる感じがしますよね。面白いなあと思ってました。これは来る前に事前に知っていたので、結構、どうやってそれを実現させているのかなあとか、どうやって運営しているのかなあっていうことが気になって行ったんです。

で、コワーキングスペースというと、ドロップインで入れるイメージがあったんですけど、どうやら事前の予約が必要みたいで入れませんでした。扉もしまっていて人と話すことさえできませんでした。

ここはちょっと残念な設計になっていて、インターネットとリーフレットでしか、その場所がなんなのかが分からないんですね。ということは、うだつのあがる街並みに来た人しかWASHITA MINOを知ることはできないし、WASHITA MINOを知っている人しか検索をかけることができないんですね。さらにですね、町ごとシェアオフィスという活動をしているということは、町全体を盛り上げたいし、利益を分配したいって思っているからやっているわけです。だとすれば、街ごとシェアオフィスの媒体として機能している「オリジナルタンブラー」をもっとわかりやすく販売している必要があるし、タンブラーを使って街ごとシェアオフィスに参加した体験をしてもらうために、WASHITA MINO という拠点本体をオープンにした方がいいですよね。その方が「街ごとシェアオフィス」の参加者が増えて、町にも還元できるので。

でも、そこはうまく設計されていない。

「はっぱすたんど」では、お客さんがこない1日のほんの数人のお客さんのためにお話をするんですね。丁寧な接客をしてくれてものすごく人間味を感じたんですね。一方で「WASHITA MINO」では、街ごとコワーキングという活動がされて地域貢献にもなっていますよとうたいつつ、実際はクローズドな運営をしていると。つまるところ、誰の利益を考えて運営しているかの人間味がそこで見えちゃうんですね。つまり、大切なのは、お洒落さとか活動内容じゃないんですね。大切なのは、活動を実際にしているか、それをお客さんとの接点の中で伝えているか、そもそもそれをお客さんが体験できるように設計しているか。そういうところだと思います。

見栄えで勝負しないということです。近頃、見栄えの大事さばかりが際立ってフィーチャーされますけれど、実態以上に見せることは逆効果だなあとも思いました。

その場所を運営している人が「どんな人なのか」「どんなものを目指しているのか」が分かる。たぶんこれからは、そういう場所が生き残っていくのかなあと思います。というか、どこまでいっても、暮らしや商いはいつだって人がやっているのですから、やっぱりちゃんと考えていかなきゃいけないですよね。

というわけで、また明日。