「最近、これにお金使ったな〜!って思うものはありますか?」
こんな問いから始まったテーマ型対話「お金ってなに?」に参加してきたので、学んだことをざっくりまとめました。
こんな方向けの記事です
- お金ってなに?に参加した方
- お金ってなに?に参加できなかった方
- お金について関心がある
お金にまつわる視点がいくつも見つかると思うのでおすすめです。
この記事の信頼性
イベント参加者の参加理由に
主催のぼんちゃんとizumikunがお金について話しているのを聞いて、参加することに決めました。
という方がいました。
ぼくは、収入ゼロのニートでしたが今は年間家賃30万円未満で暮らしながら、所得を得て生活しています。お金は生活に直結するので、わりとずっと考えてます。
実際にイベントを終えて
それぞれの話をizumikunがまとめてるのを聞いて、話が再確認できたり、気づきが生まれました。
そういった声をいただきました。
みんなの意見をなるべく、バイアスなし(色眼鏡なし)でお届けできると思います。
目次【結論を並べました】
ものの値段に期待しているもの
【結論:使える長さ(短期的、長期的)】
「最近、これにお金使ったな〜!って思うものはありますか?」
という投げかけから始まると、こんな声が出てきました。
卒業論文を書いているんですが、提出する論文を印刷したら6,000円くらいになって。論文制作でバイト代もあんまりなくて、辛い。先生が1度目を通したら、もう見ないものなのに。
印刷代に6,000円。これはかなり辛い。
これについての意見がこちらです。
それって、今出て行くお金は大きいね。ただ、長期的に見たら安いんじゃないかな。6,000円で論文を出すことで、評価ももらえて、卒業もできるんだよね。そうすると、卒業した先に稼ぐこともできる。
でも、6,000円を支払わないと、それはできない。だとしたら、6,000円は安いんじゃないかな。
ここまでを聞いて、気づくことは
ものの値段に期待しているものは
「使える長さ」ではないか。ということ。
今回使った6,000円を、短期的な見方と長期的な見方の2つでみると
- 短期的な見方→先生が見て捨てる、卒業するためだけのものに6,000円は高すぎる
- 長期的な見方→卒業することで人生が開くなら、安いもんだ
こんな感じになるんじゃないかと思います。
参加者にとっての6,000円は大きなもののように思えますから、6,000円の期待値は大きいでしょう。また、短期的には物質的な効果をみており、長期的な見方では、買ったものがのちにどんな効果をもたらしたのか。というところを見ていて、その違いも面白いです。
実際に出た、これに似たお話が以下の通りです。
10年後も着られる高い服を買う
高い値段を払っているから、長い年月は着させておくれよ。という期待がある。
ファストファッションは飽きるけど、安いから買いたくなる。
ファストファッションは「流行を追う」という別の要素が出てきますから、流行が変わると、今着ているものに飽きます。でも、安いので長期的な期待値は小さく、短期的な効果だけで着るのをやめても、次の購買意欲が湧いてくるのかも。
たった1日の結婚式のために数百万はしなくていいかも
数百万円のお金がたった1日で消える。短期的に見ると、ショックは大きい。ただ、長期的に見ると「親の幸せのためにやってよかった」とも思えるし、実際に思い出にもなる。
数万円で買った服を数年着た後に汚されたときより、1000円くらいで買えたけど1度も着ることなく破ってしまった時の方がショックが大きい
いくら値段が安くて、短期的な効果しか期待していなくても、全く効果を得られない=ショックがでかい。しかし、いくら値段が高くても、長期的にみて自分が満足する分だけ効果を得られた。と実感できていれば、それほどショックは大きくない。
話を聞いていると、ものの値段への期待に「質」や「メンテナンスのし易さ」といったものも要素としてはありそうでした。ただ、珈琲マニアが買った3万円のミル(豆を削る機械)より、その後に買った1万円のミルの方が、質もメンテナンスのし易さも良い。という話もあったので、どうやら高いもの=良いもの ではないようです。
一方で、学校指定のジャージが新しくなって、値段は安くなったけど生地が薄くなったというのですが、少し値段は高いけど厚手タイプで暖かい旧式が売れているそうです。この場合、高い=質が良い。
なんのために稼いでいるか
【結論:固定費のため】
稼がなくちゃいけない理由=固定費のため
こんな意見がありました。
ぶっちゃけ、十数万の固定費のために働いてる。
ぼくたちが稼がなくちゃいけない理由のほとんどは
「固定費があるから」のようです。
固定費があることによって、毎月、毎年、決まった金額を支払う必要が出てくるのです。
いろいろな固定費=家、車、子育て、結婚式etc…
固定費はわかりやすく言い換えると「毎月かかってくるお金」のこと
これを日常の生活で見ると
例えば
- 家賃
- 通信費
- 光熱水費
- 保険料
- 食費
などがあります。
しかし、人生には「3大支出」というものがあります。
- 家を買う
- 子どもを育てる
- 老後の生活
そして、その間にちょこちょこと「ライフイベント」が入ります。
- 結婚をする
- 車を買う など
となると、
実際に出てくる固定費はこんな感じになるかなと思います。
- 家賃
- 通信費
- 光熱水費
- 保険料
- 食費
- 娯楽費
- 教育費
- ローンの返済(住宅、教育、車、結婚式など)
- 老後の貯蓄(定期預金やiDecoなど)
例えば、このあたりの固定費がなかったとしたら。少なかったとしたら。稼がなくちゃいけないお金の量は少なくて済むかもしれません。
全然お客さんがいなかったときに収入が少なくって、赤字。お金が増えていくイメージがなくなったとき「終わった」と思ってたし、怖かった。今は大きな支出を控えてて、転職も考えてる。
急に仕事を辞めざるを得なくなった時、一番最初に直面したのは「来月の家賃が払えない」ってこと。今は固定費が安いところに引っ越すことができて、気持ち的にすごく楽です。
支出を減らす方法
【結論:勉強して、実行すること】
ガス料金は、地域によって違う。住む場所やガス会社を変えるだけで、ガス代はグッと安くなる。(ガス代を減らす)
家賃が年間1万円の人がいて、その人は、100g100円とかのスーパーのお肉じゃなくて、廃鶏っていう卵を産めなくなった鶏を1羽100円で買ってきて、自分で捌いて食べてるんだよ。(食費を減らす)
プロ奢られヤーって人がいて、人の家を転々としたり、話を聞く代わりにお寿司を奢られながら生きてる人もいるよ。(支出ぜんぶを失くす)
こんな感じで、支出を減らしている人がいます。そして、減らすための方法がこの世界にはどうやらあるようです。それは「知っているか、どうか。」「実行しているか、どうか」です。
これは知っているだけでお得なことなので、お金の勉強は大事だなとこの会を通して実感しました。
ずっと現金主義だったけど、ポイントを貯めた方がお得なので、デビットカードで支払うようにしてます。※デビットは支払ったその瞬間に、銀行から引き落とされる仕組みのカードのこと。
ポイントは、ほぼ現金と同じなので、ぼくもコツコツ貯めています。
買ったものを安くする方法
【結論:長く使いきること】
一番はじめの見出しでも書いている通り
高いものを買うとき、人は、長期的な期待をもつ
という特徴があるのではと書きました。
そして、買ったものに対して人は
- 短期的に生まれる効果
- 長期的にもたらされる効果
この2つの期待をしているのではという気づきも書きました。
もしこれが本当だとすると、短期的にしろ長期的にしろ、
「期待している長さ」より長く使いきることで、買ったものは、安くなるんじゃないだろうか。
という問いが生まれます。
それはつまり、
ものは大事に、長く、使い切ろう。
そうすることで、どれだけ高いものでも、どれだけ安いものでも、買った時よりも安く使い続けることができます。壊しちゃうと、その逆。より高くつく。だから、ものは大事に、長く、使い切ろう。
当時は高いなあって思ってたと思う。学生時代に買った仕事道具は、今も使ってるよ。愛着もある。
昔買った服が押入れから出てきて、もう流石に使わないから、捨てた。でも、母との思い出があるものは少し残してる。もうボロボロだけどね。
はじめはお金で手に入れたものも、時間を経ることによって、お金に代え難いような「愛着」や「愛しさ」や「思い出」といったものに変化する。
ここまできたら、高い安いの話でもないですね。
どちらにしても、大切なことは、
ものは大事に、長く、使い切ろう。
ですね。
おわり:細かい話は、次の会で会った時に。
結構書きましたが、だいぶはしょりました。
なので、細かい話は、会に参加してお話ししましょう。
- 本当に、指輪は必要か
- プリンターは買った方がお得か
- いつから先のことを考えられるようになるか
- 結婚式はなんのため?
- ご祝儀はどうする
と、お金は人生の何時にも必要なテーマ。
また語らいましょう!次回会えるのを楽しみにしています!
それでは今日も
素敵な1日を🌿