練習とは、本番を繰り返すこと。/本番とは、練習の最新話である。

巻き戻しの効かない1日が、刻一刻と過ぎていく。今日も1日が終わる。楽しい1日が、終わる。さて、ここから何をしようか。今は、20時42分。あと、3時間ある。まだ1日は終わってない。何かできる。3時間もあれば。2時間もあれば。1時間もあれば。ほんの数分もあれば、何かを変えられる。巻き戻しの効かない1日が、刻一刻と過ぎていく。

このシンプルな世界のルールのなかで、何をどうするか。すべての舵取りは、自分にかかっている。誰かが運んでくれるのを「待っているだけ」では、世界は何も変わらない。何かをしながら、待つのだ。It’s Time 始まりの時間だ!GAKU-MCはそう言った。なんでもいい。何かをしながら、じっと「その時」を待つ。

「待」という字には、手足を動かして相手をもてなすという意味がある。

It’s Time. ーその時ーになった瞬間に、自分のもとにやってくる「何か」をきちんともてなして、迎えられるようにする。そのために、なんでもいい、何かをしていよう。何かをして、待つんだ。

ぼくは、年末のNZを「その時」に設定して、英語の学習を始めた。NetflixとLanguage Reactorをつかって「ボスベイビー」と「フルハウス」を何度も繰り返し再生して、シャドーイングを繰り返してる。何度も同じストーリーを見ることで、物語の展開が見えてきて、どういうわけか聞き取りもできてきてるような感じがする。英語を口にする感覚にも抵抗感が少なくなっているような気がして、嬉しい。

でも「その時」は突然やってきた。

いつも仲良くしてる作家さんが、英語で話をふってきたのだ。

こりゃまいった。「その時」は突然やってくるのだ。ぼくがやっていたのは、年末のNZに向けてのものだったし「英語に聞きなれて、口を英語を話す口にする」ってなところだった。その状態の自分に訪れた「その時」に、ぼくは困惑して、ほとんど会話にならなかった。それはまだ「会話をする練習」をしてなかったことを意味する。

最近YouTubeの広告で「早く走りたいなら、早く走れる本を読む前に、走って〜。英語話せるようになりたいなら、話して〜」ってCMが流れてくる。まさにコトの核心をついてる言葉だと思ったよ。

ぼくは、会話をする練習をしなくちゃいけないんだ。NZに行くにしても、タクシーの乗り方や、車の借り方。ホテルのチェックインをしたり、場所を尋ねたり。地元の美味しいお店を聞いたり、反対に日本の伝統文化や、自分が何をしているのか、どんな趣味を持っているかや何かは伝えてみたいもので、そうやって会話をしたい。

だとすれば、何をするか。何をして「その時」を待つか。答えは、お分かりだろう。

英語で、会話をする。

それしかない。英語で会話をする練習をするなら、実践するしかない。つまり、本番に飛び込んでいくのだ。本番を繰り返すコトでしか、練習などできない。習い、それを熟練させていくのが、練習だ。そして、本当の本番ーその時ーとは、一番新しい練習といってもいい。1ページずつ人生を進めていくことになぞらえて言えば、本番とは、練習の最新話と言い換えてもいい。練習とは、本番と同じものでなければ、その効果は小さくなる。

英語で会話をすることを望むなら、英語で会話を重ねるしか道はない。

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13日(日)の夜に名古屋でMeet Upをするからどうだとお誘いをもらった。昨日は「いやあ…」といって渋ったけど、これは行くしかないよなあ。英語を話せる機会をもらったなら、乗っからない手はない。2ヶ月の突貫工事なんだ。チャンスがあるなら掴みにゆく。

人生は短い。というより、今は、もう2度とない。巻き戻しの効かない1日が、刻一刻と過ぎていく。まあ、そうかといって急ぎすぎることもできない。だからほどほどにやっていこうね。

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そう言えば最近、どうせジムに行くならバイトでもして、お金をもらいながら動いた方が楽しいって価値観に出会った。今日は今日で、健康のために働いてるって人に出会った。そういう働き方や頑張り方があっても良さそうな気がしてきた。ぼくはもともと体力がない方だし、特に、同世代には「頑張りすぎなくていい」って価値観が広まってるから、よりその方向性は勢いをましてた。でも、お金のためにじゃなくて、健康のために働いてたら、お金も入ってきたって思うと楽しいってなんだか新しい感じがして、ちょっと採用したい。

働くと疲れるって思ってる節がある。その殻を脱皮して、意気揚々と働いてみるのもいい。何かと理由をつけてニートをしていた時の自分を思い出した。生きてるだけでそれだけでいいと言いながら、ただ部屋の隅で動画を見ているだけのニートだった自分。生きてるだけでいいのは確かにそうだが、それが「健康的なものだった」とは言えない。

働いて、自分がもっと元気になる。そういうつもりで生きる。これはすごくいい。

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「その時」がいつくるか分からない。だからこそ、何かをして待つ。準備をしているから、応えられるものもある。思いもよらなかった何かが「実のところ、準備だったんだ」ということは、よくある話だ。今日も、その時を待つ。コツコツと、何かをしながら。

その時 = 13日(日)Meet Up

自分の自己紹介とか、NZのどこに行ってみたいかくらいは話せるように準備しておこうかな。

そういうわけで、今日も素敵な1日を🌿