『日本酒を学ぶ』特定名称酒とはなんだ!【米か、米以外か。】

izumikun

うちでは、新月夜会っていう「常滑焼ぐい呑で日本酒を楽しむ新月の夜」ってコンセプトの会をやってます。

それなら、日本酒のこと知ってたら、楽しそうだね。
今回は「特定名称酒」について調べました◎

そういうわけで「特定名称酒」について解説します。

この記事を読むと

  • 特定名称酒が、ざっくり分かる
  • 日本酒のラベルからどんなお酒かが分かるようになる!
  • 同じ銘柄でも「違い」が楽しめるようになる!

こんな方に読んでほしいです

  • 日本酒って飲むことあるけど、よく知らない人
  • 自分で選んで日本酒を飲んでみたい人
  • 日本酒のラベルを見て、何となく味の予想がしたい人

日本酒初心者な筆者が書いているので、圧倒的に初心者向けです。経験値で語れることはないので「日本酒、導入編」としてご覧ください。

目次がすべてです。

特定名称酒とは【お酒の種類のことです】

お酒には、特定の名称がついてるお酒と、ついてないお酒に分かれてます。

  • 名称がついてる=特定名称酒
  • 名称がついてない=普通酒

普通酒は、特定名称でないものすべてを指します。

醸造されているおよそ70%が普通酒といわれてます。

種類は8種類です。

  1. 純米大吟醸
  2. 大吟醸
  3. 特別純米
  4. 純米
  5. 特別本醸造
  6. 本醸造
  7. 吟醸酒
  8. 大吟醸酒

表にすると以下の通りです。

醸造アルコールあり醸造アルコールなし
精米歩合指定なし純米
精米歩合70%以下本醸造
精米歩合60%以下
特別な醸造方法
特別本醸造特別純米
精米歩合60%以下
吟醸造り
吟醸純米吟醸
精米歩合50%以下
醸造造り
大吟醸純米大吟醸

急に、「醸造アルコールあり/なし」とか「精米歩合」とか出てきて混乱しますね。

「特別な醸造方法」とか「吟醸造り」とか何のことでしょうね。意味わかりませんね。

解説します。

ポイントは2つ【精米歩合/醸造アルコールの有無】

精米歩合とは=米ひと粒のどれだけ使ってるかって割合のこと

日本酒造りに使うお米のことを、酒造好適米(しゅぞうこうてきまい)といいます。

  • 粒が大きい
  • 心白(しんぱく)が大きい
  • タンパク質や脂質が少ない

ただ、表面にはまだ、タンパク質や脂質が残っています。これが、日本酒づくりでは「雑味」を生んでしまうので、これを削ります。

izumikun

普段食べるお米。玄米を精米して、白米として食べますよね。
あんなイメージかなあ。

この削る作業を「磨く」というようですが、どれだけ磨いているか(削っているか)を「精白率」といい、どれだけ残しているかを「精米歩合」と呼んでいるわけです。

  • どれだけ磨いてるか=精白率
  • どれだけ残しているか=精米歩合

例えば、「山田錦/精米歩合48%」だとすると、山田錦一粒のうち48%分を使用してるってことです。この場合、およそ52%を磨いている(削っている)わけなので、非常に贅沢で高価なお酒であることが分かりますね。

醸造アルコールとは=江戸時代、お酒が腐るのを防いだのが始まり

醸造中のお酒の天敵に「火落ち」という菌があって、この菌が繁殖するのを防ぐために、アルコール度数の高い焼酎を添加するようになったそうです。これが、醸造アルコールを添加する文化のはじまりとされているようです。

醸造アルコールは、無味無臭。

これを入れることによって

  • アルコールを和らげ、すっきりとした味わいに
  • 香りをよくする

こういった効果も生まれます。

吟醸づくりとは=吟味して醸造する造りのこと

と、あんまり明確な定義はないようです。

特別な醸造方法=特別に醸造しているもの

と、こちらもあんまり明確な定義はないようです。

どちらにしても酒蔵にある一定度委ねている感じがしますね。

ただ、どちらかというと

  • 吟醸づくり=香りを重視している
  • 特別な醸造=〇〇産米使用!といった素材や醸造方法を重視

こんな感じかなと言う印象です。

おわり:辛口とか、甘口って何だろう。

色々知らないことたくさんですねー!

まだ日本酒のこと、醸造文化のことよく知らないので、調べたことはまたシェアしていきますねー!

と言うわけで、

今日も素敵な1日を🌿