モカの珈琲を3種類入荷しました。11/6(月)大人の勉強夜会にて、3種類飲み比べをしたいと思います。
入荷したのは以下の3種。
- モカ イルガチェフェ G2 ウォッシュド
- モカ グジ G4 + ナチュラル
- モカ マタリ No.9 ナチュラル
すべてモカなのですが、名前違います。
これは【生産地】【グレード】【精製方法】が違うからです。
イエメンという国にはモカという港があり、ここから輸出された珈琲豆を「モカ」と呼びます。イエメンの向かいにあるエチオピアの珈琲豆も同じイエメンのモカ港から輸出されたことから、主にイエメン・エチオピアの豆を総じて「モカ」と呼んでいるわけです。
✳︎イエメンとエチオピアの距離感はこんな感じです。

じゃあどうやって見分けるの?と思いますよね。
そこで大事なのが、先ほど説明した【生産地】【グレード】【精製方法】をみることです。
例えば
モカ マタリ
とみれば、それは「イエメンのモカ」です。
イエメンのマタリで生産された珈琲豆だからです。✳︎マタリは「バニーマタル地方」のことを指します。

調べた中で「マタリはここ!」と位置を示している発信者が少なかったので、多くの人は意外にも「産地を気にしていないのでは?」と思わされる機会となりました。
さて。バニーマタル地方は、標高が2200mほどだそうで、非常に高い。コーヒーベルトの中で、標高が高いところで育つ豆は、一般的に「高級豆」として見られますから、非常に良いものなのでしょう。
No.9というのはグレード(品質)のことです。マタリでは、No.9は「珈琲の貴婦人」と称される最高グレード。以下、No.6まであるそうな。
ただし、この基準や条件は非常にあいまいだそうです。また、他の地域とのランク付もあり、マタリが最も良く、順に、サナア(平均より上から下かだけの選別)、シャーキ(方法不明)、ボデイダ(方法不明)と続くようです。
コーヒーの原種と言われるイエメンのモカですが、その選別方法はあいまいで、信頼性は低いとのこと。しかし、コーヒーの果実感、フルーティーさは世界の珈琲ファンを魅了し、今でも愛されているとのこと。
*続きはまた今度リライトします。