天才になる方法。

うちの隣には、陶芸作家さんがギャラリーを構えてる。地元出身の作家さんで、この辺りの観光の長もやってる。なかなか忙しい毎日を過ごしてはいるものの、プライベートでは中国語や英語を学んでいたり、うちのお店のことを気にかけてよく訪ねてくれたりする。先日ここに少しだけ書いたミートアップなんかは、彼に誘ってもらったおかげで行けたもの。

お隣さん。この響きがよく似合う関係。非常に、有難い存在(なかなかいるもんじゃないよ、こういう人は。出会えて嬉しい。)

そんな彼はひょこっとやってきて、今朝、こういったのだ。

天才になる方法、見つけたよ。

ぼくはキョトンとしていたであろう表情を元に戻して

どういうことですか。

と。聞いてみると嬉しそうに。彼はいつも嬉しそうに自分の発見を話す。

彼曰く、天才というのは、端的にいえば「頭の切り替えが速い人」のことをいうのだそうだ。何か自分が取り組んでいる時に話しかけられたりしたら「ちょっと待って」ということが、ぼくは多い。彼も同じなのだという。

先日、英語圏の友達が会いにきてくれたのだそうで、その時の話をしてくれた。

そのとき、中国語を勉強していたんだけど、突然に英語で「やあ、久しぶりだね!元気してたかい!」と言われたときに、すぐに英語に頭を切り替えられなくて「この人は誰だっけ」とか「どこで会ったんだっけ」とか、そういうことを考えるのに30秒くらいかかったんだ。その間は「今、中国語の勉強、まだ途中なのにな。」とか思いながら話してた。中国語の頭から英語の頭に全然切り替えられなかったんだ。それで、話してるうちに、やっと英語が話せるような頭に切り替わったんだ。

この出来事から、彼には学んだことがあるようで、続けてこう話をしてくれました。

でね、ぼくはずっと中国語を勉強してるんだけど、友人の一人に「たった2年で中国語がペラペラになった人」がいるんだ。で、そういう人ってよくいて、具体的な勉強法を聞いても、だいたいぼくらと同じなんだ。だから、何が違うのかってずっとわからなかったんだけど、やっとこれなんじゃないかってことが分かった。

彼らは、頭の切り替えが早いんだ。これって、スマホで例えると、今開いてるアプリがあって、でもバックグラウンドでシステムがずっと動いてたら、反応が遅くなるのと同じで、僕たちはいつも”空っぽにしない状態”で、別の何かに取り組もうとしてるから、うまくいかなかったんだよ。

頭を早く切り替える。そのために、まずは空っぽにするんだ。

なるほど、確かに前に、プレジデントって雑誌をみた時に、社長さんの中でもいくらかの人は瞑想して頭を切り替えるみたいな記事があったな。

で、2年で中国語をペラペラに話せるようになった人は、コロナ補助金とかいろいろあって働かなくてもよかった。ずっと暇だったんだよ。”中国語勉強してなかったら、どれだけ暇だったかと思う”って彼がいうくらいに。つまり、空っぽな状態だったから、取り組めたんだ。

一方で、僕たちは、働いているし、タスクをいくつも抱えてる。そんな中で何が必要かー。それは「頭を切り替える練習」をすることなんじゃないかと思う。そのためには、まずは、タスクの間で”空っぽにする”ってことを意識する。

これが素早くできる人ほど、例えば同じ1年を過ごしても、学びの総量が多いはずなんだ。ローディングの時間が小さいからね。

でもなかなか難しいと思うから、脳に「頭を切り替えると、言語を早く学べるぞ」って伝え続ける。じゃないと天才になれないぞって伝えるんだ。

ここから、挑戦だよ。

ぼくは、彼のおかげで「天才になれる方法」を学んだ。こんな小説のような展開があるんだと思いながら、楽しくこの文章を書いてるんだけど、彼の学びをぼくも実践してみようと思う。頭をイチ早くスイッチする方法を実践する。そのために、頭を空っぽにする。

人間の構造をスマホに例えてるあたり、いかにスマホが人間に近づいてるのかとも思うし、そもそも、どんなものでもこの世界の構造みたいなものは似てるんだなあとも思う。

たぶん彼の気づきもまた、ぼくに当てはまるかもしれない。

だからこのタイミングで一緒に始めてみようと思う。

最近は「それは、あなたの状況だからできたんでしょ?」みたいな声が結構多い。それって状況に適応しているように見えるけれど「それって、有名人だからできたんでしょ?」というこえと似てる。

そうやって何もしないのは、やっぱり、損してると思う。あなたの状況だからできたんでしょ?というのと、あなたの状況でできたことは、ぼくの状況でもうまくいったよ。ということだってあるのだ。結局は、自分で何を学び、何を実践していくかでしか、自分を語ることはできない。

そういう友達が隣にいることを幸福に思うし、尊敬して止まない。

天才になる方法。ってのはちょっと言い過ぎだけど、彼のこの表現が好きなのだ。もし、やってみる価値ありと感じた人は、ぜひやってみて。

せっかく天才になるならあなたも一緒に。

そういうわけで、

今日も素敵な1日を🌿